ランナー
WebdriverIOのランナーは、テストランナーを使用する際にテストがどこでどのように実行されるかを調整します。WebdriverIOは現在、ローカルランナーとブラウザランナーという2つの異なるタイプのランナーをサポートしています。
ローカルランナー
ローカルランナーは、フレームワーク(例:Mocha、JasmineまたはCucumber)をワーカープロセス内で起動し、Node.js環境内ですべてのテストファイルを実行します。各テストファイルは、機能ごとに別々のワーカープロセスで実行され、最大の並行性を可能にします。各ワーカープロセスは単一のブラウザインスタンスを使用し、そのため独自のブラウザセッションを実行して最大の分離を確保します。
すべてのテストが独自の分離されたプロセスで実行されるため、テストファイル間でデータを共有することはできません。これを回避するには2つの方法があります:
@wdio/shared-store-service
を使用してすべてのワーカー間でデータを共有する- specファイルをグループ化する(詳細はテストスイートの整理を参照)
wdio.conf.js
で他に何も定義されていない場合、ローカルランナーはWebdriverIOのデフォルトランナーです。
インストール
ローカルランナーを使用するには、次のようにインストールできます:
npm install --save-dev @wdio/local-runner