プロキシの設定

2種類の異なるリクエストをプロキシ経由でトンネリングすることができます：

• テストスクリプトとブラウザドライバー（またはWebDriverエンドポイント）間の接続
• ブラウザとインターネット間の接続

ドライバーとテスト間のプロキシ

企業が全ての送信リクエストに対して企業プロキシ（例：http://my.corp.proxy.com:9090）を使用している場合は、以下の手順に従ってundiciをインストールして設定してください。

undiciのインストール

npm

npm install undici --save-dev

Yarn

yarn add undici --dev

pnpm

pnpm add undici --save-dev

undici setGlobalDispatcherをコンフィグファイルに追加

以下のrequire文をコンフィグファイルの先頭に追加してください。

wdio.conf.js

import { setGlobalDispatcher, ProxyAgent } from 'undici';

const dispatcher = new ProxyAgent({ uri: new URL(process.env.https_proxy).toString() });
setGlobalDispatcher(dispatcher);

export const config = {
    // ...
}

プロキシの設定に関する追加情報はこちらで確認できます。

Sauce Connect Proxyを使用する場合は、以下のように起動してください：

sc -u $SAUCE_USERNAME -k $SAUCE_ACCESS_KEY --no-autodetect -p http://my.corp.proxy.com:9090

ブラウザとインターネット間のプロキシ

ブラウザとインターネット間の接続をトンネリングするために、プロキシを設定することができます。これは（例えば）BrowserMob Proxyのようなツールでネットワーク情報やその他のデータをキャプチャするのに役立ちます。

proxyパラメータは、標準のケイパビリティを通じて次のように適用できます：

wdio.conf.js

export const config = {
    // ...
    capabilities: [{
        browserName: 'chrome',
        // ...
        proxy: {
            proxyType: "manual",
            httpProxy: "corporate.proxy:8080",
            socksUsername: "codeceptjs",
            socksPassword: "secret",
            noProxy: "127.0.0.1,localhost"
        },
        // ...
    }],
    // ...
}

詳細については、WebDriver仕様を参照してください。